北見式賃金研究所が提案する3種類のデューデリ
北見式しっかり労務デューデリ
買収が完了したという前提で、その後の対策を申し上げます。
デューデリとは、買収前に投資対象となる企業価値やリスクなどを調査することを指しますが、買収直後に実施することも必要です。
なぜなら瑕疵が見つかった場合は、売り手側に損害賠償を請求できるからです。
そのためには、買収時点における問題点を整理しなければなりません。
所要時間は1週間
- 資料を事前に送っていただく。
↓ - ヒアリングの実施(2回程度)。オンラインでも可能。
↓ - 課題をまとめた労務デューデリジェンス報告書の作成。
↓ - 経営者に対する報告(1回)。オンラインでも可能。
↓ - スグ見直した方が望ましい「とりあえずの対策」を提案(2回程度)。オンラインでも可能。
「北見式しっかり労務デューデリ」の必要書類
- 賃金(前月分)の支給控除一覧/賞与(前1年間分)/従業員名簿(氏名不要・性別・生年月日・入社年月日・学歴・文系理系・主な資格・職種・役職)
- 就業規則/賃金規程/パート等非正規従業員就業規則/定年再雇用社員就業規則/退職金規程/育児・介護休業規程/その他労務に関する規程類/就業規則の届け出状況がわかる書類
- 雇用契約書または労働条件通知書
- 時間外・休日労働に関する協定届(36協定)/1年単位の変形労働時間制協定届
- 育児・介護休業に関する労使協定/その他労働時間、休日休暇等労務に係る労使協定
- 勤怠管理帳票(出勤簿、タイムカード等)/時間外・休日労働の申請書/その他労働時間管理方法が確認できる書類
- 年次有給休暇管理簿/健康診断実施報告書
- ハラスメント対策がわかる書類(ハラスメント規程、ハラスメント防止ポスターなど)
あらゆる角度からチェック
- 問題人物は?
- 病気がちで配慮が必要な人は?
- 労務問題はないか?
- 労働法規を遵守しているか?
- 労基署から問題点を指摘されていないか?
- 雇入通知書の内容は?
- 無期転換権が発生する非正規は?
- 退職金の水準はどうか?